道志みち
山中湖までの抜け道として近年の道の拡張にて利便性がよくなり、週末などは渋滞が発生することが多くなりました。 そんな中、すり抜けや追い越しの手軽さによりオートバイの台数も増えているように思います。 いや、ひとの目に止まるところにバイクが増えてきているということでしょうか。 道の駅には交通整理のガードマンが立ち駐車場の半面はバイクで埋め尽くされています。
車にはなかなか駐車場に入れないで並んでいる家族連れもあります。 そんな中でバイクはどのように見えるのでしょう?
反対車線をはみ出しての無理な追い越しや、割り込みは、車のハンドルを握る一般の方の、ライダーに対するイメージが悪くなり、 バイク = 危ない、アウトロー といった考えに結びつくことも充分あるかと思います。 さらにバイク事故が目の前で起きてしまったら・・・
自分もバイクに対するイメージに関して、バイクに乗らない方に聞いてみる事が多々ありますが、 口を揃えて、「バイクは危ないから・・」 という言葉が出てきます。
それはきっとその方がなんらかの危ない体験をしたり、人づてに聞いたりしているのだと思いますが、 もしかすると私たちライダーが、どこかで植えつけてしまったイメージなのかもしれません。
自分は安全運転だから!! といっても別のバイクライダーの方が無謀な運転をしていたら、同じように見られてしまうのが現状です。
そういった考えを少しでもいいから変えていきたい!と立ち上がられたのが、厳つい出で立ちの”陣野与三郎”さん!
外見は厳ついですが、内面は心穏やかなナイスなお兄さんです(^J^)
2010年よりマナーアップキャンペーンを始められ、主に道志みちを訪れるバイクライダーの方々に上記のような事故防止チラシやステッカーを配ったり、警察の方々と連携を取り、安全運転講習会を開いたりと、ご自身の貴重なお休みを割き、日々活動をしてらっしゃいます。
陣野さんは高校生の頃よりバイクに乗り始め、今に至るという事ですが、そのキャリアの中には、やはり事故に遭われた事もあるそうです。
いつかの事故で入院されたときに、息子さんが涙を浮かべながら陣野さんを心配する様子をみて、「これはイカン!」と思い、それ以降は”技術の向上”よりもまず”マナーの向上”と考えるようになったそうです。
そんな陣野さんからのメッセージ。
「ハンドルは自分一人で握っているのではなく、友人や恋人、家族の想いも握っているという事を忘れないでほしい」
カッコいいです陣野さん。
そんな陣野さんのさらにカッコいい一面を以前、当店のスタッフがたまたま発見していました。
少し前に伊豆スカイラインに行ったとき、亀石のパーキングで陣野さんを遠くで発見。
陣野さんはポケットからコンビニ袋を出し、 タバコの吸殻やゴミを拾っていた。。。衝撃的でした。
道志だけではなく、別のエリアでもこのような行動をとられている陣野さんの器の大きさに脱帽です。
バイクに乗った厳つい出で立ちの陣野さんがパーキングでゴミを拾っている。。。
それをみて、バイクライダーに対する考えを改める方も多いと思います。
見方が変われば見え方も変わります。
右に習えではないけど気にしてもいいのでは?
「モーターサイクリスト」として。
近頃はサーキットも利用しやすくなりましたし、陣野さんが開催されているような安全運転講習会もあります。 当店と繋がりのある自動車教習所 鴨居自動車学校さんでも安全運転講習会を開催されています。 みなさんも是非一度こういった会に参加されてみてはいかがでしょうか(^.^)